サーバ構築ガイド(Linux版) *

※現在、hldsupdatetoolを使った構築方法は廃止されており、使用不可能になっています。 SteamPIPEに移行しました。

動作環境 *

Linux Kernel 2.6以上のOSがおすすめ。 例えば、Redhat、Fedora、SUSE、Gentoo、Debianなど。

あとはそれなりのPCスペックとADSL以上の回線があればOKです。

動作環境例 *

  • CPU:Core2Duo T7700 (2.4GHz)
  • メモリ:1GB
  • ネットワーク:10Mbps WAN
  • グローバルIPひとつ

インストール手順 *

"Install: Linux (Rev. 2)"の簡易訳を一部Left4dead2用に改変しました。

http://www.srcds.com/db/engine.php?subaction=showfull&id=1098643920&archive=

0) 注意 *

ここでは、LinuxでのSource Dedicated Serverの導入の仕方を説明します。 Linuxの基本知識(端末の操作など)が十分あることが前提です。

1) 実行用ユーザの作成 *

管理者権限(root)やsudo可能なユーザ等でサーバを実行すると危険です。 実行用のユーザを作成しましょう。

adduser srcds

これ以降の操作は実行用のユーザになってから行いましょう

su srcds

2) 基本ソフトウェアの導入 *

hldsupdatetoolとは、Left4dead2などのゲームを動かすサーバを構築するために 必要なファイルを導入するためのツールです。

適当なディレクトリを作成し、そこにVALVeのWebサーバから hldsupdatetoolをダウンロードして保存して実行します。

具体的には、端末で以下のコマンドを実行してください。

 $ mkdir srcds_l
 $ cd srcds_l
 $ wget http://www.steampowered.com/download/hldsupdatetool.bin
 $ chmod +x hldsupdatetool.bin
 $ ./hldsupdatetool.bin
 $ ./steam

sh: uncompress: command not found と表示された場合は以下のコマンドを実行してください。 この作業はsudoを使うかrootで行います。

 $ sudo ln -s /usr/bin/gunzip /usr/bin/uncompress
 ※念の為「find / -name '*gunzip' -print」とやって場所を確認しといた方が良いかも

64bit版で同様のエラーが出る場合* *

Debian、Ubuntu Serverを利用している場合、lib32gcc1パッケージをインストールすると解決する可能性があります。

 $ sudo apt-get install lib32gcc1

CentOS、FedoraなどRHEL系の64bitOSを利用している場合、glibcのi686版(32bit)のライブラリを要求されるため、予めパッケージをインストールしておく必要があります。

 $ sudo yum install glibc.i686 glibc-devel.i686

なお、hldsupdatetool.binを実行した後、規約に同意するかどうかが聞かれますが、 そこで"yes"と入力することで、steamのアップデートファイルが展開します。

この展開時に何かエラーが起きたら、以下のページを参照してください。

http://forums.srcds.com/showthread.php?tid=736&pid=3508#pid3508

3) ゲーム用ファイルのダウンロード *

Left4dead2用のファイルのダウンロードをします。 サーバや回線の混雑状況により、この作業に長時間かかる可能性あります。

以下のコマンドを実行して、先ほど作成したディレクトリにLeft4dead2用のファイルを導入します。

$ ./steam -command update -game left4dead2 -dir . 

4) サーバ設定の調整 *

srcds_l/left4dead2/left4dead2/cfg/server.cfgを編集してください。

5) ゲームサーバの起動 *

Source Dedicated Serverを起動し、l4d2のゲームサーバを稼動させます。

以下のコマンドを実行してください。

 ./srcds_run -console -game left4dead2

(その他のオプションについても他ページを参照)

RCONツール *

LINUXのRCONはうまく動かないときがあります。その場合は以下のURLを参考にしてみてください。

http://css.no-eta.net/doc/howtobuild_srcds/maintain_server
http://blog.rino-server.jp/?p=1121