コンフィグ のバックアップ差分 (No. 14)

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* コンソール / コンフィグ [#w83ded11]

(準備中)

#contentsx

** コンソール [#f789aac1]

#imgbox(status.png,p=r,"alt=コンソールの例 (statusコマンドの結果)")

コンソールとは、デバッグやゲームの設定変更のために用意されている機能です。Windows 付属のコマンドプロンプトのようなコマンドラインベースで、直にコマンドを打ち込んで使用します。

このようにサーバー情報を表示したり、ゲームの設定を変更したりできます。

#clear

*** 表示方法 [#j5d2475c]

まず、メニュー画面から「設定」⇒「キーボード/マウス」⇒「開発者コンソール」を有効にしてください。すると、"`" キーか "半角/全角" キーでコンソールを表示できるようになります。

なお、すでにコンフィグファイルを操作できる状況である場合は以下のコマンドによっても有効にすることができます。

 con_enable "1" // コンソールを有効

しかし、"半角/全角" キーだと押すたびに日本語入力モードが切り替わってしまい((使用している IME によっては、そうではないかもしれません))使いづらいので、他のキーに割り当て直すことをおすすめします。以下のようなコマンドを打ち込むことで、コンソールを表示するキーを変更することができます。

 unbind "`" // "`" キー ("半角/全角" キー) への割り当てを解除
 bind "F12" "toggleconsole" // F12 に "コンソール開閉" を割り当て

** コンフィグ [#z77902c6]

ゲームの設定ファイル (コンフィグファイル) をテキストエディタで直接編集 (中身は単なるテキストファイルです) することで、ゲーム中にある項目はもちろん、ゲーム中の設定項目にない項目もゲーム起動時に自動的に変更することができます。コンフィグファイルの中身は単なるテキストファイルなので、好みのテキストエディタで編集できます。Windows 付属のメモ帳でも編集できます。

イメージとしては、コンソールが Windows でいう「コマンドプロンプト」にあたり、コンフィグは「バッチファイル」にあたります。

*** ファイルの位置 [#rf1869f0]

コンフィグファイル類は以下のフォルダに格納されています。環境によっては ¥ (円記号) が \ (バックスラッシュ) と表示されているかもしれませんが、問題ありません。

 (Steam のパス)\steamapps\common\left 4 dead 2\left4dead2\cfg
 Steam のパスは標準では "C:\Program Files\Steam"

コンフィグファイルには以下のようなものがあります。

|~ファイル名|~説明|h
|config.cfg|ゲームプログラムによって自動的に生成・編集されるコンフィグファイルです。ゲームを終了するたびに自動的に編集されるので、このファイルを直接編集することはおすすめできません。|
|autoexec.cfg|ゲーム起動時に自動的に読み込まれるコンフィグファイルです。標準では存在しませんので、自分で作成する必要があります。ゲームプログラムによって編集されることはありません。|
|userconfig.cfg|別途設定することでゲーム起動時に自動的に読み込まれるようにすることができるファイルです。使用するためには autoexec.cfg にこのコンフィグファイルを読み込むよう記述する必要があります。機能的には autoexec.cfg と違いはありませんが、慣習的に((Counter Strike からの伝統らしい))このコンフィグファイルを利用するプレイヤーも多いです。標準では存在しませんので、自分で作成する必要があります。ゲームプログラムによって編集されることはありません。|
|*.cfg (その他すべてのコンフィグファイル)|コンフィグファイルは上記以外にも複数用意して利用する事が可能です。機能的には他のコンフィグファイルと違いはありませんが、常に読み込まれるようにしたいコマンドは autoexec.cfg や userconfig.cfg に記述し、こちらは必要になったときのみ exec コマンドで読み込むという使い方をします。|

autoexec.cfg と userconfig.cfg は標準の状態では存在しないため、必要な場合は作成する必要があります。

作成する場合は、拡張子を cfg とした空のテキストファイルを作成してください。改行コードは CR+LF、文字エンコードは BOM 無しの UTF-8 がよいようです。なお、各コンフィグファイルは 8KB 以内にする必要があります。

userconfig.cfg を使用する際は、まず autoexec.cfg を作成し autoexec.cfg 内に以下の記述を追加する必要があります。

 // userconfig.cfg を読み込む
 exec "userconfig.cfg"

勘のいい人は分かったかもしれませんが、userconfig.cfg は「userconfig.cfg」という名前である必要はありません。適当な名前でコンフィグファイルを作成して、'exec "ファイル名"' と記述すればそのファイルが読み込まれます。

普通「コンフィグを編集する」といった場合、普通 autoexec.cfg か userconfig.cfg を編集し、config.cfg は編集しません。これ以降は autoexec.cfg か userconfig.cfg を編集するものとして解説します。

※注:autoexec.cfgやuserconfig.cfgからコマンドを削除してもconfig.cfg には残ります。数値の変更は上書きされるので問題ありませんが、削除した場合はconfig.cfgからも削除しましょう。
※注: autoexec.cfg や userconfig.cfg でゲーム内の設定を書き換えた場合、その変更された設定は config.cfg にも保存されるため、これらの設定を元に戻そうと autoexec.cfg や userconfig.cfg から記述を削除しても、config.cfg にその記述が残っている限り反映されます。autoexec.cfg や userconfig.cfg から記述を削除した場合は必要に応じて config.cfg も編集して記述を削除するようにしてください。

*** 書式 [#gce427cf]

コンソールやコンフィグで使用するコマンドには所定の書式があります。それ以外の書式で記述しても正しく処理されないので注意してください。

- コマンド同士は 改行 (CR+LF) または セミコロン (;) で区切る
- コマンドには[[引数>WP:引数]]なしで機能するものと、1 つ以上の引数を必要とするものがある
- 引数はダブルクォーテーション ("") で囲む (ただし実際は囲まなくても問題ない場合も多いです)
- 引数同士やコマンドと引数は半角スペース ( ) で区切る
- "//" を記述するとそれ以降行の終わりまで[[行コメント>WP:コメント (コンピュータ)]]として扱われる

:例1 引数を必要としないコマンド|
 // すべてのキーの割り当てを解除する
 unbindall
:例2 引数を 1 つ必要とするコマンド|
 // "give" コマンドのヘルプを表示する
 help "give"
:例3 引数を 2 つ必要とするコマンド|
 // "sv_cheats 1" を内容とするエイリアス "user_alias" を作成する
 alias "user_alias" "sv_cheats 1"
:例4 セミコロンで連結したコマンド|
 // "sv_cheats" を "1" にしたあと、"weapon_grenade_launcher" を入手する
 sv_cheats "1";give "weapon_grenade_launcher"

なお、引数を渡さなかった場合はそのコマンドの変数を返します。また、間違った記述をした場合はヘルプを表示するようになっています。

** コマンド [#wb78fb10]

:[[./コマンド]]|各コマンドの使用方法を例を挙げて説明しています。

:[[./スクリプト]]|各コマンドを有用に組み合わせたもの (スクリプト) を紹介しています。

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#pcomment